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旅と写真と星の動き

待つ

わたしたちは、日常の中でしばしば、

誰かを、あるいは何かを待つ。

待ち合わせている友達や恋人が来ること。

大事な約束が実行されること。

チャンスや幸運が降ってくることなど。

 

わたしたちはいろんなときに、

いろんなひとや出来事を待って生きている。

時には期待しながら、時には不安にじりじりと胸を焦がしながら。

「待っている相手が訪れてくれないことには、

自分はここから先に進めない」と思いながら。

 

待っている間は、相手が目の前に現れるまで

「いつ来るか、まだ来ないのか」と心を支配されてしまう。

待つことはすなわち、

相手に自分の時間を明け渡してしまうことでもある。

待っている一方で、持っている時間をどんどん手放している。

 

だけど、待つことではじめて育つものもある。

「時が満ちる」という表現があるけれど、

静かに努力し続ける時間を積み重ねたその先に、

離陸のタイミングがやってくる、ということだと思う。

 

   遊びにいく予定を立てたり、

   好きな本やゲームの発売日を手帳に書いておいたり、

   ちょっと何かを育ててみたり、

   何日かかかる実験をしてその結果を待ってみたり、

   日数のかかる料理に挑戦してみたり、

   給料日に買うものを今から決めておいたり。

 

   楽しさって、「待っている」瞬間にこそ宿る。

 

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   https://twitter.com/shh7/status/422597130973241344

 

 

待つことは時に、楽しさにも変わる。

何を待つのか。どうやって待つのか。

ただぼんやりとではなく、考えて、選んで待つことで

収穫する果実が、もっと豊かになるのかもしれない。

 

 

【Today's summary】

待つ対象は選ぶ。

選んだら、とことん待つ。