感情とビブリオマンシー
「ビブリオマンシーってどういう意味?」と唐突に思った。
ので、検索してみた。
すると、こんなページが出てきた。
■不思議ちゃんの ビブリオマンシー
http://alpha.bccks.jp/viewer/11146/1/A/VIEW
「ビブリオマンシー」というのは、書物占いのことらしい。
ぱっと開いた本のページに書かれた内容が
あなたへのメッセージですよ、ということのようだ。
「1から26の中から数をひとつ、思い浮かべて
思った番号へレッツ・ゴー!」
とある。
なんとなく、「23」がうかんだ。
「イヤなこと、我慢したことをいっぱい、
ちゃんと観てきた自分のハートに
『偉かったね』って言って」
実は、イヤなことから逃げかけてたところだった。
「才能もなさそうだ、ちっとも芽も出ない。ええい、もうええわ!」って。
でも、「偉かったね」って言ってもらえると、
「じゃあもうちょっとがんばるよ」って言える。 気がする。
私は頭が悪い。
悪いというのか、どうも世間の人と思考回路が大幅にズレているようなのだ。
思考が頼りにならないので、言動をはかるものさしとして
「感情」をひっぱってくることになった。
だけど、理性を重んじるこの世の中で、
感情をものさしにするというのは、衝突の元になることもある。
そのために今まで、たくさんの大切な人を失ってきた。
ビブリオマンシーでうるっときたところに、
大好きな石井ゆかりさんのブログの更新がきた。
■美しい本。 ― 石井NP日記
http://d.hatena.ne.jp/iyukari/touch/20140109/p1
「感情に振り回されないのが正しいこと、と考える人もいる。
でも、感情でなければ救えないものもある。」
ああ、感情をものさしにしてきたことは
まったくのムダではなかったのかもしれない。
そう思えて、ほっとして、またうるっときた。
「私の本は何を書いているだろう、と思ったとき
どうも、私は『感情』のことを書いてるのではないか
ということに思いが至った。」
たくさんの人々の心に沁み入る文章を書く石井さんが
そう書いておられるのを読んで、
感情で人とつながることはできる、と思いを強くした。
結局のところ、感情で人生を積み上げてきた私にこの先できるのは、
経験し、咀嚼し、思考したものごとを
感情ベースの創造物でフィードバックすることしかないように思う。
学生時代に書いたレポートのように、
「人生でこんなん見てきました」と
神様(いるのか知らんが)にレポートを書ければいいなと思う。